そうだ、東京行こう

「東京」とひとくくりにしてしまう辺り、僕は超田舎者なのだと実感する。それかただの無知。ソクラテス的に言えば知だ。やった。

お昼ごろに、なんだか最近こもりっぱだなあと思ったので東京都に行ってきた。最初はとある友人の故郷の野田市に行こうと思っていたのだが、旧四号線を南下してる途中に東京に行きたくなったのでそのまま曲がらずずっと四号を走った。
 すた丼、をどこかで食べて帰ろう。そう思ったのだが草加辺りですた丼のお店を発見してしまった。その時かなりモチベーションが下がってしまった。こんな近くにあるのにわざわざ行く必要あるのか池袋。しかしまあ旅行なのだ。食事は記念程度のものだ。このまま東京に行こうじゃないか。
 上野についてからも問題が起きた。「道が複雑すぎ」たのだ。なんだあれは、訳がわからない。なんか道のど真ん中に仁王立ちするすっごいイケメンの人とかいるし、あれは一体何だったのだろう。福山雅治並みにイケメンだった。あと自由業を営んでる柄の悪いおじさんがセダンから降りて、そこで若者が何人も頭を下げていた。正直この時点でとても東京が怖くなった。東京の道路マジ怖い、早く田舎に帰りたい、となった。
 池袋は諦めた、他になにか達成感を得よう。そんな僕にピッタリのところがあった。
 スカイツリーだ。場所はどこからでも分かるし記念にもなる。夏休みに自転車で友達と訪れたこともあるし浅草辺りの勝手ならまだ憶えている。よし、スカイツリー見に行こう。

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この時点でまあまあ夕方になっていた。夏の時と違い今回は中も楽しんだ。
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どうせなら、と思い家族を驚かせるためにお土産も購入。

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さて、帰りは草加にあるすた丼を食べて帰ることにしよう。昨日の夜から何も食べていなかったので大変お腹が空いていた。

事件が起きた。


 旧四号線に乗るまでに二回迷子に。
 その後新四号に乗ってしまった。
 カブの後ろの箱を固定する金具が全て取れた 
 バリ寒い
 小山まで残り38km

泣けた。手がかじかんで最早熱かった。箱は何にも固定されてなかったのでいつ落ちるのかと怖かったし、24時間なにも食べていなかった。その日は4時間も寝てなかったので疲労がとてもあった。絶望だった。当初の目的だったすた丼を逃したことが一番痛かった。そうだ、このまま頑張って小山についたら前から行きたかった近所のラーメン屋「虎豚」に行こう。大盛りにしてご飯かなにかも頼んでやろう。辛くなった時は自分で新しい目標をつくってやればいい。そうすればまたそこに向かって頑張ることができる。

虎豚は閉まっていた。

仕方ない。では帰り道にあるラーメン屋「吉田商店」で美味しい魚介ラーメンを食べることにしよう

吉田商店は閉まっていた。

この辺りで私のストレスはかなり溜まっていた。相当の数の舌打ちを行ったことだ。将来はボイパで飯を食っていけるかもしれない。

仕方ないので近所のあまり美味しくない家系ラーメン屋で空腹を慰めた。オープン当初は美味しかったのだが、ここ最近は麺も変わり、スープもしつこすぎる味付けになってしまった。

結局東京一人旅はラスクの1000円にガソリン代の400円、ラーメンで700円の2100円と僕の体力を消費して幕を閉じた。なんとも〆が悪い。しかしいろいろと反省点は見えてきた。
これからは昼頃に行くのではなく、朝に家を出よう。
 防寒をしっかりしよう。行きは3時間で済んだが帰りは4時間もかかった。箱のせいもあるかもしれないが。

しかしなんだかんだ楽しかった。カブでここまでの遠出は初めてかもしれない。良い思いでになった。